のうげの穴

脳神経外科で働くあなたの為にブログを書きます!
医師、看護師、コメディカルの方の少しでもお役に立てられたら幸いです。

Hrとは?Hrって何?

今日はHrについて説明します。


その前に、HRとHrでは全く違う意味になるのでご注意を。


Hrとはドイツ語のハルン=尿 の略称です。


うちの病院では、「Hr流出あり」「Baつまり、Hr流出あり」などとカルテに記載されています。

Hrは昔によく使っていた用語として、現在では、Urine Quantityを略してUQと書いていたりもします。



ちなみに、HRはHeart Rateの略語です。意味は心拍です。
健常者であれば脈拍数とほぼ一致する。正常値は60~80回/分。

Baはバルーンです。尿カテです。

冠動脈(かんどうみゃく)CTとは?

うちの病院では脳神経外科だけど、冠動脈(心臓のCTの事)CT検査を行います。
なんでだと思います???
ヒント:血流に関係があります。



検査内容はまた今度お話するとして、今回は前処置で使う薬の事について説明したいと思います。



2つあります



まず一つ目は・・・


セロケン(ベータ遮断薬)

この薬は、自律神経の働きを抑え心拍を下げ、心臓の動きを抑えて血圧を下げる効果もあります。
ずばり、CT検査でかなりの成功確率を操作するのがこの心拍なのです。

心拍が高すぎると(私の経験上70以上)画像がブレてしまって検査を行えない恐れがあります。

そこで登場するのがセロケンです。



心臓の動きを抑えて、診断に必要な画像を得るために使います。


うちの病院では、1時間前に患者さんに投与します。1時間かけて徐々に心拍が下がっていきます。



2つめは・・・

ニトロペン

この薬は、冠動脈の内腔を拡げて、心筋に供給される血液の流れをよくします。更に抹消(さきっぽの方)の血管の内腔も広がるので、心筋の貧血状態を改善することにも役立っています。


うちの病院では、CT検査開始時に患者さんの舌に投与します。患者さんには舌の下で溶かしてもらいます。飲み込まないように注意してください!意味がなくなりますよ。




以上の薬を使って冠動脈CTの検査を行います!

慢性硬膜下血腫(まんせいこうまくかけっしゅ)とは?

・どんな病気?

 頭を打った後、3週間~数カ月たって、硬膜下腔に血液が溜まる病気です。

・どんな症状?

 頭痛、物忘れ、手足のまひ、歩行障害、失語などがあります。

 
・なんで症状がおこるの?

 出血により血液が溜まり、脳を圧迫して頭蓋骨内部の圧力を上げるから。


・どんな治療をするの?

 血腫量が少ない-自然治癒、薬物療法。
 血腫量が多い-手術。

 手術の流れ ①局所麻酔②小さく頭皮を切開③頭蓋骨に小孔設ける④チューブを入れて、血腫内容を吸引、洗浄⑤OPE終了


【余談】

 英語で言うとChronic subdural hematomaといいます。
 うちの病院スタッフは「ズブドラ」と略して言っています。
 
  退院しても再び血腫が溜まり、入院というサイクルが多く見られます。

おすすめの本
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これから脳外科で働く方には大変役にたちますよ!

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勝手にレビュー ★★★★★

私が脳外科で働くようになり、色々と本を買いあさったんですが一番のオススメがこれです。説明が非常にわかりやすく、患者に説明する時の最低限の知識と医療従事者(ナース)としての必要な知識と別れて書かれているので、より広い知識を細かく知ることができます。購入してから一年経ちますが、今でも私の必需本です。良書です。
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