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rt-PA静注療法の適応について正しいものはどれでしょうか
1、発症4.5時間以内に開始しなければならない
2、既往に脳梗塞や脳出血があっても行える
3、血小板数は5万/mm3以上なくてはならない
答え 1
解説
rt-PA静注両方は、急性機脳梗塞の治療法の一つ。
強力な血栓溶解作用を持つ薬で日本では2005年に認可されました。
デメリットとしていったん体のどこかが出血すると、血が止まらないという面がある。
そのため、出血性合併症を避けるための様々な制約がある。
- 発症してから4.5時間以内に治療を開始しなくてはならない
- 頭蓋内出血の既往がある(外傷除く)
- 過去1ヶ月以内に脳梗塞になっている場合はできない
- 血小板数が10万/mm3以下では施行できない
- 血糖異常(50mg/dL未満または400mg/dL以上)の場合
- 2週間以内に大きな手術をした、あるいは頭部以外の重篤な外傷
- CTやMRIですでに広範囲に急性期脳梗塞所見を認める場合
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