英語ではChronic Subdural hematomaって言い、略して、CSDHって言います。
うちの病院ではズブドラって呼んでいて、比較的多い病気の一つです。
私のイメージでは急性硬膜外血種(AEDH)、急性硬膜下血種(ASDH)よりも
割合が断然多い気がします。
目次
・慢性硬膜下血腫【CSDH】はどんな病気?
頭を打った後、3週間~数カ月たって、硬膜下腔に血液が溜まる病気です。
※硬膜下腔とは、頭蓋骨の内側にある硬膜と言われる厚い膜と脳を包むくも膜という膜の間のこと。
・慢性硬膜下血腫【CSDH】はどんな症状?
頭痛、物忘れ、手足のまひ、歩行障害、失語などがあります。
・慢性硬膜下血腫【CSDH】はなんで症状がおこるの?
出血により血液が溜まり、脳を圧迫して頭蓋骨内部の圧力を上げるから。
・慢性硬膜下血腫【CSDH】はどんな治療をするの?
血腫量が少ない-自然治癒、薬物療法。
血腫量が多い-手術。
手術の流れ ①局所麻酔②小さく頭皮を切開③頭蓋骨に小孔設ける④チューブを入れて、血腫内容を吸引、洗浄⑤OPE終了
【余談】
退院しても再び血腫が溜まり、入院というサイクルが多く見られます。
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